製塩について

我々生物が生きていく上で塩は欠かすことができないものです。

塩を手に入れるための方法はいくつもありますが、ここでは塩咲島で採用された製塩方法を4つご紹介します。

藻塩焼製塩

海藻を積み重ね、その上に海水をかけて乾かす作業を繰り返します。それを焼いた後に釜に入れて水を加え、上澄みを煮詰めて作る方法です。少量しか取れずとても非効率的な製塩方法でした。

揚浜式塩田製塩

室町中期に考案された製塩方法です。地面に海水が染み込まないように粘土で舗装しその上に砂を敷き詰め、大量の海水を撒きます。水分が蒸発し塩が付着した砂を集めて海水で洗い、鹹水(濃い塩水)を作り煮詰めます。それ以前の製塩方法よりも多く生産できる画期的なものでした。

入浜式塩田製塩

潮の満ち引きを利用して塩田に海水を引き入れる製塩方法で、揚浜式塩田のような海水を運び撒くという必要がなくなりました。

しかし鹹水を作る作業が無くなることはなく、気候にも左右される大変なものでした。

流下式塩田製塩

昭和期に採用された製塩方法です。枝条架と呼ばれる、高さ5メートル、幅10メートル、長さ100メートルの巨大な櫓のような装置を使います。濃縮された海水をポンプで汲み上げ、枝条架の上からぶら下げた竹の枝に垂らして更に濃縮させます。太陽熱と風によって乾燥させる製法なので今までのような人の手で海水や砂を運ぶ工程がなくなったため非常に効率的な生産法でした。

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